減農薬運動 2021年5月号
除草剤「ラウンドアップ」が原因でがんを発症することが世界中で問題になっています。その成分たる「グリホサート」は植物がアミノ酸を作るシキミ酸経路をブロックして植物は枯れます。モンサント(現バイエル)は植物は枯れるけれども、動物にはシキミ酸経路がないので、とっても安全、と言います。確かに人には植物が持つシキミ酸経路はないけれども人を支える腸内細菌中善玉菌はシキミ酸経路を持って、グリサホート耐性がないものがいるわけなのです。しかも、いわゆる悪玉菌はグリホサートには耐性の多いものが多い。グリホサートを摂取することで免疫の中心である腸内環境が悪化することで関わる病気は多数に及びます。(印鑰 智哉様より)
新たな感染症の脅威に世界が脅かされる中、このような物が雑草の繁茂する季節に合わせて、ホームセンターの一番目立つ場所にたくさん置いてあることは、異常と言うしかありません… 蛍まい研究会では畦畔に除草剤を使わないことを栽培指針として地域の減農薬運動をこの30年間継続しております。ささやかな抵抗運動のつもりで今日も田の畔の草を刈ります。