『百姓』は... 2025年6月号
「『百姓』は いつのまにやら マイノリティ」
昨年からの現象は米価高騰ではなく、ようやく生産調整が奏功して再生産可能な米価を回復したと言うことなのです。農政の成果をアピールして米価を維持するのが政府の役目であるわけですが…稲作農民はもはや「票田」になく、次なる「対日要望」が「コメ市場開放」であることを感じざるを得ない今日この頃です…それでも今年も田んぼに蛍舞い飛ぶ季節を迎えました。夏の夜の風物詩として枕草子にも描かれています。少なくとも千年以上田んぼにきれいな水を引いて、人家の周囲で蛍が見られる環境とともに我々日本人は生きてきたわけです。来月には穂が出て、再来月は稲刈です。新米をお届けできる日をめざして、がんばります!

蛍