持続可能な米価 2026年7月号
今年も稲穂が出て来る季節を迎えました。稲という作物は、穂が出て開花・受粉する時期に最も多くの水を必要とします。ちょうどこの時期に日本列島は梅雨明けを迎えることが多く、田んぼへ水を汲むことが重要な作業となります。地球温暖化が叫ばれて久しい昨今ですが、田んぼに水を張る「打ち水効果」は、どれほどのものなのでしょうか。日本全国の田んぼへの湛水がもたらす温暖化抑制効果は、意外と大きいのではないかと考えています。一方一昨年からの「令和のコメ騒動」の影響で需給バランスが崩れ、今年の新米価格の暴落が予想されています。これにより米作を続けるのが難しくなる地域が出てくれば、ただでさえ暑い夏に、これを冷ますことができる田んぼが減ってしまうことになりかねません。なんとか持続可能な米価を維持し、生産者が安心して米作りに取り組める環境を整えていただきたいと願うばかりです。令和7年度産米の米穀年度も残りあと二ヶ月となりました。
9月からは新米をお届けできますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

稲穂

