唐土の鳥が 日本の島へ 渡ってくると… 2020年12月号

(往時の鳥追い唄より)今年は寒くなる前に鳥インフルエンザウイルスが猛威を振るっています…蛍まいの生産者の養鶏農家にも毎日家畜保健所から注意喚起のお手紙が来ます…私は今回の感染多発地、香川県の小学校を出ていますが、40年前にはあれだけため池があっても日中開水面で野生の鴨を見たことはありませんでした。田んぼから稲わらだって全部持ち出していたし、当然落穂も現在と比べると断然少なかったように思います。養鶏場はけっこうあったけれども、開放ケージ小規模分散。この半世紀でヒトと野生動物の距離は史上最短となり、家畜家禽はヒトの生活圏とは切り離されて超三密になっているわけです…感染症の怖ろしさをまざまざと感じた一年でしたが、世界中の人々が恙無く過ごせるようになるよう、祈って止みません。今年も一年間ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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