農薬の空中散布
三芳地区では40年来の有機農業運動の甲斐あって、もともと空中散布のない地域も多いです。しかし、地区全体に生産者を増やしてきた結果、空中散布実施地域にも生産圃場が存在します。この圃場に「農薬がかかってはいけない印」の白旗を掲げると、両隣の圃場には空中散布をかけないでもらうことができます。
こういう圃場を徐々に増やしていくことで、いつの日にか地域から空中散布をなくすことができるのでは?と考えています。もうすでに出穂が始まったこの時期の農薬散布は、主にカメムシ被害粒を抑える目的で行われます。
今年から、蛍まいライスセンターでは新型の色彩選別機を導入、乾燥調整した玄米は全量カメムシ被害粒を取り除けますので、空中散布は無効であることを地域にアピールすることでも散布面積の縮小に寄与できるのでは?と考えています。